コミュニケーション(広告・PR・デジタル)業界の転職支援

就職支援サービス 無料の申込み
転職支援・人材紹介のアドベンチャーズ > お役立ち情報 > 人の本能をくすぐるクリエイティブで、企業の課題を解決!《株式会社ラナエクストラクティブ 太田伸志氏・茅原ゆきの氏インタビュー Part1》

人の本能をくすぐるクリエイティブで、企業の課題を解決!《株式会社ラナエクストラクティブ 太田伸志氏・茅原ゆきの氏インタビュー Part1》

ラナエクストラクティブ

広告クリエイティブの枠を越えた奇想天外な戦略で、クライアント企業と一緒に課題の根本に向き合う。こうしたスキルを持つクリエイターが今、至るところで求められています。そこで今回、数々の大手企業を、アッと驚くようなクリエイティブで虜にする、注目のデザイン集団、ラナエクストラクティブを訪問。アドベンチャーズ キャリアコンサルタントの湯浅が、同社代表取締役社長/CEO 太田伸志氏、広報/PR茅原ゆきの氏に話をうかがいました。

<お話を聞いた人>
株式会社ラナエクストラクティブ 
代表取締役社長/CEO 太田伸志氏
広報/PR 茅原ゆきの氏

<インタビューアー>
アドベンチャーズ アド&クリエイティブチーム コンサルタント 
湯浅祐佳(ゆあさ・ゆうか)

コンセプト提案、クリエイティブ、ときには物流まで!
とにかくいろんなことに首を突っ込むんです(笑)

ラナエクストラクティブ

湯浅 大好きな御社に今日は取材に来ることができ、嬉しいです! まずは事業内容を改めてお教えていただけますか?

太田氏 公的な言い方をすると、「インタラクティブ広告を中心に据えたクリエイティブエージェンシー業務」です。制作物としては、Webサイトやアプリ、紙のツールなどのデザイン、システム開発など何でもやっています。ただ、実はそこが事業の根幹ではないんですよ。ひとつ、事例を見てもらってもいいですか?

太田氏 これはサッポロビール様と一緒に立ち上げた「フォトビー」というサービスで、簡単に言うとスマホで撮った写真を使ってオリジナルラベルのビールを作れるというものです。

湯浅 私、実はこれ頼んだことあります(笑)。

太田氏 ありがとうございます! このプロジェクトは、ブランディング立案から関わらせてもらいました。そもそもビールのパッケージデザインというものは、デザイナーの登竜門であり、有名クリエイターの仕事です。でもそのパッケージを、消費者自身が自分で作ることができる意味から考えました。サッポロビール様のコンセプトは、「乾杯をもっとおいしく」。では、現代において乾杯をもっとおいしくする方法は?と連想したんです。今の時代は大勢で宴会をするシーンは減り、逆に近しい友人や家族や恋人など、少人数で飲むシーンが増えています。であれば、本当に心を許せる人との個人的な思い出を、それぞれがオリジナルのラベルにできた方が、もっとお酒を飲む瞬間が楽しいものになると思ったんです。

このように「なぜ、今それが必要なのか」という、コンセプトの再定義から入った上でクリエイティブ全体の連携を設計し、注文サイトのUI/UXの開発、概要をまとめたこのプロモーション映像や企画コンテ、実際に商品が届く際の箱やパンフレットのデザインなども全て当社で担当させてもらいました。

湯浅 こういうサービスって、その時はいいなと思って注文しても、忘れた頃に商品が届くことが多いですよね。でもこのキャンペーンは最短5日で届くところが素晴らしいと思ったんです。企画段階から物流サイドとの調整など必要になっただろうな、どんなやりとりがあったのだろう……と想像していました。

 ラナエクストラクティブ

太田氏 そうなんです。実際にビールの製造ラインの方とお会いして、何本からなら注文できるか、どんな箱やラベルのデザインなら印刷可能か、などといった話もさせていただきました。お客様の企業の中に入って、社員のような気持ちで考えさせてもらいましたね。

WebサイトやUI/UX、映像、パッケージといったアウトプットだけでなく、どういうコンセプトでそれらを繋げていくか、ブランディングの再定義といったところまで手掛けているという意味で、この案件はまさに当社の仕事を象徴していると思います。つまり「短時間で写真をスマホからラベルにできるサービス」という部分が重要なのではなく「心を許せる人との時間をもっと豊かにできるサービス」なんだというブランディングが重要。そこから決められる仕事の方がデザイナーたちも楽しんで働けますし、そもそも、弊社の社員はみんな、いろんなところに首を突っ込むのが好きなんですよ(笑)。

湯浅 クライアントから「特定のことを頼まれる」というよりは「一緒に考える」という感じなのですね。

太田氏 まさにそうですね。最近は、デザインの依頼をいただくだけでなく、こうしてブランディングの段階から、モヤモヤした悩みを一緒に考えたいと言っていただけるクライアントさんが増えていますし、そういう企業には、当社のスタイルがハマりやすいのかもしれません。


流行の変化のスピードに合わせて
常にSNSにアップしたくなる体験を生む

ラナエクストラクティブ

太田氏 もうひとつ事例をご紹介しても良いですか? これは、ソニーミュージック様のキッズ専門ブランド「KIDSTONE(キッズトーン)」と当社が協業で進めている、キッズ向けボール型フィジタルガジェット『VOLLY(ボーリー)』です。

太田氏 フィジタルとは、フィジカル+デジタルの造語です。簡単に説明するとコンピューター内蔵のボールで、録音した言葉と動きが連動して楽しめます。ハードやプログラムの開発から、このガジェットを使ったプログラムの企画やイベント脚本まで、トータルで当社がクリエイティブディレクションを行いました。

茅原氏 先日は、太田と2人で子供向けのイベントにファシリテーターとして参加しました。弊社のメンバー、本当に何でもやるんです(笑)

太田氏 デジタルを中心とした企画や制作がメインではありますが、数カ月単位で流行が変わっていく中、人がSNSにアップしたくなる体験やものは何かを常々考えていますね。本当にグッと来る体験が伴っているものとか、気持ちのいいストレスがあるとか。SNSにアップしたくなるような要素をうまくクリエイティブに取り入れていくことも、私たちの仕事ではないかなと思っています。

湯浅 チョコボールの「開かずのカンヅメ」も面白かったです!

開かずのカンヅメ

太田氏 あの案件では、ニンテンドーDSなどのゲームが当たり前になった現代の子供たちにとって、どういう「おもちゃの缶詰」だったら喜んでもらえそうかを博報堂さんと一緒に考えました。そこにちょっとデジタルの視点を入れたいと思って、謎を解かないと見られない公式サイトもつくったんです。当社のクリエイティブの起点にあるのは、「クライアントの悩みに寄り添うこと」「世の中の潮流を意識すること」「新しい切り口でそれを解決すること」。それらをトータルで考えながら、クリエイティブに近いところから解決法を探っていくようなイメージですね。



知識の積み重ねに頼りすぎず
人の本能に響くものを作りたい

ラナエクストラクティブ
 

湯浅 お話をうかがっていると、御社が発信しているインタラクティブというのは、ただ見たり体験するというより、もっとプリミティブな観点、「大人も子供も誰もが楽しめる、原始的・根本的な要素」がふんだんに入っているなあと感じます。

茅原氏 表面的な体験だけではなく、ターゲットのインサイト、「何を考えているのか」についてブレストをして導き出すことに徹底してこだわっていますので、確かに本能的というか、もっと人間の原始的な部分に影響を与えることを考えているかもしれません。

太田氏 今の広告って、突き詰めていくと「頭のいい人の勝負」みたいな雰囲気があるような気がして。でも、その計算通りにいけば100%うまくいくはずなのに、実際はそうではないですよね。結局、人が反応するものって、もっと根源的なものだったりすると思うんです。だから、あまり知識の積み重ねには頼りたくないんですよ。

茅原氏 当社はブレストをとても大切にしていて、オープンスペースで行っていることが多いのですが、たまたま通りかかった人が急にそのブレストに加わったりして、その場でいろんな意見が交わされますね。

ラナエクストラクティブ


 
太田氏 「通りがかりプランナー」は結構多いかもしれませんね(笑)。そういう意味で、いろんな趣味や特技があるメンバーたちが、それぞれの強みを自由に発揮しているというか。

湯浅 「通りがかりプランナー」って面白いですね(笑)。確かに、御社の社員の皆さまは個性的な方、というか趣味などにこだわりをお持ちの方が多いような印象を持ちました。

太田氏 たとえば、アプリを開発する時って、使いやすいUI/UXを突き詰めていこうとするわけですが、実は使っている若い子たちの間では、UIなどの機能よりも、「おじさん達が使い始めたから別の新しいアプリを使いたい」という感じで新しいアプリが流行り出したりもするじゃないですか(笑)。おじさんが使いだしたら、もう嫌なわけですよね。当社にも若いメンバーはたくさんいますし、私自身も大学で講義を持たせてもらっていますが、そういう現場のリアルな雰囲気を作り手が無視してしまうと、知識に頼りがちです。弊社は最先端の技術ももちろん扱いますが、あくまで使い手の気持ちを汲みながら、うまく企画を活かすことのほうが最優先だと思っています。

湯浅 いろんな世代の方や個性をお持ちの方が集まれば、より新鮮で面白いアイデアがうまれそうですね。(Part2に続く)

撮影:田底和彦

>>Part2 人に頼る社風⁉ ひとりひとりの「得意」を伸ばして、足りない部分はみんなで補い合えばいい《株式会社ラナエクストラクティブ 太田伸志氏・茅原ゆきの氏インタビュー Part2》
 


RaNa extractive, inc.のWebサイトもぜひチェックしてみてください!

RaNa
RaNa extractive, inc. HP
http://www.ranaextractive.com/

RaNa extractive, inc. Facebook
https://www.facebook.com/ranaextractive/