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優秀なグラフィックデザイナーになる鍵は「国語力」と「忍耐力」にあり。

太田芳隆前回解説しました「デザインの目」に加え、グラフィックデザイナーとして成長するためには、絶対に必要な要素があります。広告のデザイナーとアーティストは別物なので、たとえ優れたセンスの持ち主であっても、これらの要素が全て備わっていないと一流のデザイナーとは言えません。今回は、中でも特に大切な2つの要素「国語力」と「忍耐力」についてひも解きます。

<解説者>
株式会社ホールハート アド・クリエイティブチーム マネージャー
太田芳隆

 

<前回の復習>  訓練された「デザインの目」は必須

前回もお話ししましたように、優秀なグラフィックデザイナーへ成長には、「デザインの目」すなわち「良いデザインを見極める力」が備わっていることが大前提です。「デザインの目」が備わっている方は、紙面が整っていないと気持ち悪く感じてしまうため、すみずみまで気を配りながら細かく丁寧に仕上げます。優秀なデザイナーであればあるほどその精度は高まります。

「デザインの目」は訓練した人だけが身につけられるものなので、センスだけではどうすることもできません。優秀なクリエイターに囲まれて、厳しい環境で努力をした人、独学で秀逸なデザインをたくさん見て勉強した人など、これまで努力と経験を積み重ねた人だけが手に入れることができるのです。
※詳しくは「ポートフォリオの○○でわかる⁉ グラフィックデザイナーの運命を決める『デザインの目』。」をご覧ください

 

要素1 なぜこのデザインなのかを考える「国語力」

WEB媒体を専門とするデザイナーが急増している一方で、優秀なグラフックデザイナーは年々減少傾向にあると言われています。以前、OAC(日本広告制作協会)の方とお話しさせていただいた際、グラフィックデザイナーの質が下がっている理由として、グラフィックデザイナーの「国語力の低下」が挙げられるとおっしゃっていました。これは私も同意見です。

センスがある人であれば、ある程度「かっこいい」デザインを制作することは可能です。しかし広告のデザイン制作では、ただ「かっこいい」だけのデザインは広告の役割を果たしているとはいえません。広告のデザイン制作において大切なのは、クライアント目線で物事を見ること。クライアントから求められていることの本質を理解し、課題を解決するためのデザインに落とし込む力が求められているのです。クライアントからのニーズを漏らすことなくヒヤリングし、「なぜこのデザインなのか」を考えながらつくっていく力、それが「国語力」です。

ちなみに、ポートフォリオの作成にも「国語力」が必要です。「その作品の中でご自身が携わったのはどの部分なのか」、そして「このデザインになった理由」を見た人がわかりやすいように説明する必要があるからです。これは、仕事に取り組む際に「なぜこの作業が必要なのか」を常に自分に問い続けていれば、自然と身につくでしょう。

 

 要素2 厳しい環境で培った「忍耐力」

広告代理店もデザイン制作会社も、帰宅時間が他業種に比べてかなり遅いのは周知の通りです。クライアントからの要求が高くなればなるほど、労働時間はますます長くなります。ほかにも、アイデアの数を多く求められたり、納期が短かったりと労働時間が長くなる要因はあげればキリがありませんが、いずれにせよこの苦しい経験は、後に必ず活かされる時が来ます。

前回お話ししました通り、「デザインの目」は厳しい訓練を受けてきた人だけに養われるものです。「なんでこんな細かいところまで気を遣わないといけないのか…」と不満を感じつつも、我慢して真剣に取り組んだ経験は、確実にご自身のスキルになっています。

さらに、厳しい環境で修行を重ねることで「忍耐力」も鍛えられます。クライアントからの高い要求にも、何度も突き返されるアイデア出しも、「忍耐力」がなければ対応できません。デザイナーには、デザイン力に加えてこの「忍耐力」がとても大切なのです。

修行を重ねるなら、できる限り優秀なクリエイターに囲まれる環境を選ぶことをおすすめします。周りにいるクリエイターが優秀であればあるほど、自然とハイクオリティなクリエイティブに触れることになります。こうした環境で厳しい修行を重ねていけば、スキルを高めるスピードも早まるでしょう。

いかがでしたでしょうか。ご自身にとってどの要素を鍛えればさらにスキルが高まるか、一度振り返ってみてみるのも良いかもしれません。アドベンチャーズには、日々クリエイティブ職の方が転職のご相談にいらっしゃいます。現在のキャリアに不安を感じていたり、今後のキャリアについてお悩みがありましたら、ご自身のスキルや志向性の振り返りも含めて、ぜひお話をお聞かせください。

 

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