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ブラック企業の見分け方 ~いつも募集・離職率が高い~

ブラック企業

転職をするときに絶対に避けたいのがブラック企業。でも労働が長く、本人の裁量に任される仕事が多い広告・デジタル業界ではブラック企業か否かがわかりにくいのも事実。転職活動をしてみると、見極めるのはけっこう難しいものです。そこで、広告・デジタル業界におけるブラック企業の捉え方について、数回に渡り解説します。第一回目の今回は、「求人の頻度」と「離職率」について紐解きます。

目次
そもそもブラック企業って?
いつも求人募集をしている企業の真実
離職率が高い広告会社はブラックか?

 

そもそもブラック企業って?

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一般的にブラック企業とは、労働基準法等の法令を守らず、劣悪な環境で労働を強いられる企業のこと。具体的には・・・

●残業代が出ないのに、所定時間を大幅に超えた長時間労働を強いられる。
残業時間が100時間以上など、就業規則に記載された労働時間を大幅に超えているが、残業代が出ない、など。また、若手社員の場合は、自分の仕事は終わっているのに上司より先に帰ると怒られる、嫌味を言われるなどの理由から、遅くまで帰らず残っているケースも。

●有休・代休が取れない。
入社時には有休や代休取得と聞かされていたにも関わらず休みが取れない。もしくは、条件上では休みは取れるが、上司や古株の社員たちが「休みを取りにくい」環境をつくりだしている。

●社員の心身の健康面を考慮せずに労働を強要される。
体調が悪い時も休ませてくれない。休むと文句や嫌味を言われる、など。

●セクハラ、パワハラが多発している。
異性の社員から性的嫌がらせが行われるセクハラや、上司から理不尽な要求がなされるパワハラが常態化し、改善の余地がない状態。

●年収が入社時の提示金額と違う。
会社の業績を理由に支払われるはずだったボーナスを削られる等、入社当初に提示された年収と実際に支払われている金額に大きな差が生じている。

当たり前ですが、上記のような企業の中で、求人票に事実をそのまま書いている企業はありません。つまり、転職の際に注意するべきは、「求人票に書いていないこと」です。嘘をついている会社は論外ですが、嘘はついていないけれど「都合の悪いこと」は書かない、という企業は多いでしょう。

 


いつも求人募集をしている企業の真実

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では、求人票から読み取れない内容をどのようにして調べれば良いのでしょうか。ブラック企業の見極め方としてよく、「求人応募が頻繁にある企業は要注意」と言われることがあります。求人が頻繁にあるということは、離職率が高い可能性がある、つまり会社になんらかの問題があり、社員が定着しない、という方程式が浮かぶわけです。

ただしこの判断、ちょっと早いかもしれません。「求人応募が頻繁」であることと「人がすぐ辞める」は必ずしもイコールとは言えないのです。たとえば、急成長中の企業や新規事業を立ち上げたばかりの企業は、とにかく人員を欲しています。こうした場合は、たとえ「いつも募集している」会社であっても、成長が故のこと。単純にこれから伸ばしたい事業の人材を増やしている可能性が高いのです。決して入れ替わりが激しいわけではありません。


たとえば、企業のIR情報を見てみてください。売り上げや利益、来季の事業展開、上場企業であれば株主向けのアニュアルレポートなどが掲載されています。つまり、ここを覗けば会社の現状と未来がなんとなく見えくるのです。ポジティブな内容であれば、その会社が伸びている証であり、また採用に積極的になっているのも納得できます。そこから今度は、もう一度採用サイトに戻ってみてください。もしIR情報に記載されていた新規事業の人材を募集していたら、まさに「成長が故の募集」と言えるでしょう。

大切なのは、まず会社の全体像を見て募集背景を確認すること。会社の裏側を見てみると、規模やネームバリューに関わらず、「実はすごく優秀だった」という企業に出会えるメリットもあります。企業の本質を見ること、それが、失敗しない会社選びの第一歩です。


 

広告・デジタル業界の離職率が高いワケ


さきほど離職率について少し触れましたが、広告・デジタル業界は他業界に比べると比較的離職率が高いと言われています。では、同業界にはブラック企業が多いということなのでしょうか。同業界の離職率が高い理由を見てみましょう。理由は大きくわけてふたつあります。

 

ワークライフバランスを整えるため
特に広告業界では、「長時間労働なのに低賃金」という環境で何年も働いている方がいらっしゃいます。帰宅時間は深夜で休日出勤も多い、という生活です。ただし同業界に限って言うと、こうした環境で働く人が皆、「劣悪な環境だ」と思っているわけではありません。理由は単純で、「その仕事が好き」だから。逆に言うと、「好き」でないと到底続けられない仕事です。それでも結婚や出産などのライフイベントを機にワークライフバランスを整える必要があると感じたり、年齢を重ね、スキルも十分身に付いたので、体力的にもう少し余裕のある環境を選びたいという理由から、働き方を変えるケースがあるのです。

スキルアップのため
敢えて環境を変えてスキルアップをするための離職です。こちらも、決してネガティブな離職ではありません。むしろ、横のつながりをつくったり、新しい職場で前職の企業と一緒に仕事をする、といったケースも多く見られ、本人にとっても、前職・現職の企業にとってもポジティブな結果に繋がります。

このように、広告・デジタル業界に限っては、「離職率が高い」からと言ってブラック企業が多いとは言えないようです。通常は、離職率が高ければ、当然人材募集の頻度に比例します。ただし、その頻度が高いからと言ってブラック企業であるとは一概には言えないですし、離職率が高いことも、広告・デジタル業界では日常的なこと。ですから、人材募集の頻度や離職率だけを見てブラック企業かどうかの判断をするのは時期尚早なのです。

転職を希望されていると、求人サイトや興味のある企業の採用情報をよくご覧になるでしょう。また同じ業界に長年働いていると、「あの会社は人がすぐ辞めるらしい」などという噂を耳にすることもあると思います。もちろん、求人募集が頻繁な企業の中には、なんらかの「良くないところ」があって、人の入れ替わりが激しくなってしまうこともあります。だからこそ、しっかり見極める事が大切。離職率自体を表立って発表している会社は少ないので、知りたい場合は、口コミサイトをいろいろと覗いてみるのも良いかもしれません。ただし口コミサイトに書かれている口コミは、あくまでいち社員の個人的な感想です。鵜呑みにしてしまわないように、ご自身の判断の指標のひとつとして留めておくのが良いでしょう。

また、転職エージェントに聞いてみる、という方法もあります。転職エージェントは求人情報に書いていない内容や、その企業の事情をよく理解しています。たとえばアドベンチャ―ズでも、相談に来てくださる求職者さまに対し、知っている情報は出来る限りお伝えするようにしています。それは、いいところばかりをお伝えして、転職した後に「やっぱり違った」と思っていただきたくないからです。転職エージェントに相談される際、おすすめは一か所だけでなく、さまざまな転職エージェントに相談してみること。ご自身の判断材料になる情報をたくさん取り入れて、より幸せな選択をしてください。

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