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「広告業界は女子が働きにくい」は真実か?


働く女子
バリバリ活躍している女性が多い広告業界。でも、忙しいと言われるこの業界では、プライベートの時間はおろか、休みがとれないこともあるようです。男性に比べ、体力面や健康面で不安を抱えやすい女性にとって、けっして働きやすい環境とは言えないのかもしれません。そこで今回は、厳しい広告業界で頑張る女性にスポットを当てました。企業リサーチサイト「Vorkers(ヴォーカーズ)」が行った「女性の『働きやすさ』に関する調査レポート※」をもとに、女性の「働きやすさ」について分析、そして広告業界で働く女性たちが仕事をどのようにとらえているのか紐解いてみましょう。

「Vorkers」に投稿された女性(20歳から59歳まで)の2万1170件の評価レポートから、女性の働きやすさの指標として5項目(風通しの良さ、法令順守意識、社員の相互尊重、残業時間、有休取得率)のデータを分析。

   


目次

1.女性の「働きやすさ」は○○が決め手!
2.ワースト10の主な理由は過酷労働。広告業界もランクイン。
3.  トップとワースト1位を比べてみたら…
4.  夢見て入った広告業界、実際働いてみてどう?

 

1.女性の「働きやすさ」は○○が決め手!

まずは、企業リサーチサイト「Vorkers(ヴォーカーズ)」が行った「女性の『働きやすさ』に関する調査レポート※」をもとに、女性が働きやすい業界ランキングトップ10を見てみましょう。

働く女子

見事1位に輝いたのは、治験、臨床試験、医薬営業受託。医薬品の開発の一端を担うため、女性の有資格者も多い「薬剤師」の知識を活用できます。「Vorkers」のクチコミを見ると、品質管理やデータの分析など自宅勤務で行える作業も多く、子育てとの両立がしやすいことも理由のひとつのようです。2位の「クレジット、信販、リース」や3位の「官公庁、独立行政法人」は、社会的な信用が求められる金融機関、公的機関という立場上、福利厚生やワークライフバランスにも配慮する企業が多いことが理由と考えられます。どうやら、健康面や体力面での不安も感じにくく、また家庭との両立もしやすい、つまりワークライフバランスが整っている業種が「働きやすい」と感じられる傾向にあるようです。

ちなみに、広告業界はランキング外。「働きやすさ=ワークライフバランス」といった考えが一般的なのであれば、残念ながら広告業界は、上位に食い込むことは難しいのかもしれません。

2.ワースト10の主な理由は過酷労働⁉ 広告業界もランクイン。

次に、女性が働きやすい業界ランキングワースト10を見てみましょう。

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なんと、こちらのランキングに我らが広告業界がランクインしてしまいました。しかも第4位。けっこう上位です。女性が働きにくいと感じているその理由を1位から順に見てみると…。

ワースト1位は「理容、美容、エステティック」。女性に人気のある職業であり、従業員の大半を女性が占める業界でありながら、過酷な労働条件なのだそう。残念ながら仕事と家庭の両立が難しい業界という認識があるようです。

次にワースト2位は「フードサービス、飲食」。人材不足が問題となっている同業界では、夜間勤務もあり、こちらも同じく女性にとっては、必ずしも「働きやすい」労働環境ではないようです。そして広告業界を含む、ワースト3位以下を見てみると、きっちりと時間で区切れないクリエイティブな作業や営業的側面が要求される業界が多いようです。

以上の結果から、労働時間が長く、過酷な労働条件を強いられる業界では「働きやすさ」を感じにくいということがわかります。やりがいを持って情熱的に働く人が多いものの、全般的に労働時間が長い広告業界がランクインしてしまうのも、無理もないですね。

3.トップとワースト1位を比べてみると…

さらに、「Vorkers」では、働きやすい業界トップとワースト1位の業界を比較し、その違いを明確にしています。

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「Vorkers」の評価指標では、「有休取得率」や「残業時間」といったワークライフバランス面、またそれらが法令に則り構築・運用されているかという点の評価ともなる「法令順守意識」に差が大きいことが分かります。

しかしここで注目したいのが、「風通しの良さ」と「社員の相互尊重」には大きな違いがみられないということ。「社員の相互尊重」にいたっては、むしろワースト1位の理容、美容、エステティック業界の方がTOPの治験、臨床試験、医薬営業受託業界よりもわずかですが高くなっています。過酷な労働環境でも、「人間関係や職場の雰囲気は悪くない」というケースは意外と多いのかもしれませんね。

 

4.過酷なはずの広告業界、それでも働き続けるのは…

それでは、話を広告業界に戻しましょう。かつては広告の仕事に憧れてこの業界に飛び込んだものの、過酷な労働環境に疲れを隠しきれない女性もチラホラ…。彼女たちは、広告業界のこと、そして自身の仕事をどのように捉えているでしょう。広告業界で働く女性たちの声を拾ってみました。
※ホールハート調べ

広告業界って、ユルいんですよね(笑)。もうカチッとした会社では働けないな。ただ、夜は遅いです。肌もボロボロ。でも、なんか居心地いいんですよね。私に合う業界なんだろうな。(CGクリエイター)

取引先の担当者が女性で、理詰めの嵐。正直すごいストレスです。でも私はダイレクトレスポンスの広告が多いのですが、反応がすぐわかるから面白いです。そのうち社内の異動とかでクライアントの企業も替わるかもしれないし、続けてもいいかな。 (営業/30歳)

四六時中何かアイデアを考えていて、ONとOFFのメリハリをつけにくいから疲れるし、やめたいって思います。でも、自分でも興奮するくらいいいアイデアが浮かぶときがあって。それが快感だからかろうじて続いてるのかも。(コピーライター/32歳)

体がきつい! 会社に泊まることが多すぎて、足立区から、会社がある港区に引っ越しました。でも、楽しいんですよね。結局つくることが好きなんです。今は、広告賞をとりたくて、仕事とは別で作品をつくってますよ。(アートディレクター兼デザイナー/40歳)

帰りが深夜0時を過ぎることが多くて疲れてます。でも企画とか文章ってすごい力があると思う。ダイレクトに社会に役立てたいんです。正直言うと、広告が好きなわけじゃない。でも勉強になるから、まだやめません。(クリエイティブディレクター/36歳)

こうした結果を見ると、やはり労働環境は過酷と感じている方が多いようです。でも一方で「好きだから」「夢があるから」といった意見も見られます。彼女たちが働き続けるのは、過酷な労働環境にも勝る「やりがい」があるからなのかもしれません。夢があったり楽しかったり、好きだという気持ちが強いのでしょう。

広告業界に限らず、仕事を「好き」だという気持ちはとても大切。ただ、いくら好きだからと言っても、頑張りすぎは禁物です。いつの時代もどの業界も、女性は元気な方がいい! 好きな仕事を続けて夢をかなえるために。無理せず元気に美しく、広告業界で輝いてほしいものですね。

■対象データ

2007年7月~2014年10月に、社員・元社員の女性から投稿されたレポート回答(全2万1170件)を対象データとしています。
「ワークライフバランス指標」=風通しの良さ+法令順守意識+社員の相互尊重+残業時間+有休取得率÷5
※各項目は5段階評価のデータです。ただし、「ワークライフバランス」の数式に含まれる「残業時間」と「有休取得率」については実数のデータであるため、「残業時間が短いほど働きやすい」、「有休取得率が高いほど働きやすい」という前提の下、5段階評価に置き換えています。Vorkers HP http://www.vorkers.com/